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シューマン作曲 交響曲第2番ハ長調

シューマン作曲 交響曲第2番ハ長調_a0221320_23231523.jpg
パーヴォ・ヤルヴィ指揮ドイツ・カンマー・フィルによるシューマン交響曲集第2弾。
http://www.hmv.co.jp/artist_%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%80%81%E3%83%AD%E3%83%99%E3%83%AB%E3%83%88%EF%BC%881810-1856%EF%BC%89_000000000034590/item_%E4%BA%A4%E9%9F%BF%E6%9B%B2%E7%AC%AC%EF%BC%92%E7%95%AA%E3%80%81%E5%BA%8F%E6%9B%B2%E9%9B%86%E3%80%80%E3%83%91%E3%83%BC%E3%83%B4%E3%82%A9%E3%83%BB%E3%83%A4%E3%83%AB%E3%83%B4%E3%82%A3%EF%BC%86%E3%83%89%E3%82%A4%E3%83%84%E3%83%BB%E3%82%AB%E3%83%B3%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%AB_5066309

プロデューサーは、日本でも仲道郁代さんやルイサダのディスクを収録するなど
トップ・アーティストたちが厚い信頼を寄せるフィリップ・トラウゴット
録音エンジニアは、ポリヒュムニアのエヴェレット・ポーターという 先ずは鉄壁の布陣。
ハイブリッドSACD盤でのリリースで 最近の国内盤では少数派になった
ステレオCD・SACD音声に5・0のサラウンド音声も収録されているディスクである。

さてパーヴォ・ヤルヴィ指揮のシューマン交響曲集では すでに第1番・第3番「ライン」が先行して
リリースされていて
私は 確かその年のベスト10ディスクの上位に挙げたと記憶している。
特に 第1番の交響曲が 小編成のメリットを活かして 各パートが自発性高くキビキビ動く
小気味良い演奏で とても新鮮な衝撃があった。
今回の第2番は、シューマンの4曲の交響曲の中では最も演奏頻度が低く
渋い曲だと言われているが、私は実は4曲の中で最も好きだ。
バーンスタインが、最晩年に札幌の第1回PMFで この曲を指導したのも印象深かったし
VPOを指揮して 非常にロマンティックで濃厚な録音も残している(DG)

この曲で、私がとりわけ好きなのは、中間の2つの楽章。
「精密な狂気」といった趣の第2楽章スケルツォ
そしてロマンティックで美しいメロディに深い情感をたたえた第3楽章アダージョ。
パーヴォのこの新しい録音では、第2楽章が思ったよりも安全運転な印象を受けたし
第3楽章には、大編成のオケで演奏するような鬱蒼としたロマンの気配は希薄だ。
その代わりに室内楽的というか 各楽器のこまやかなフレージングやニュアンスが手にとるように感じられる。
パーヴォ盤で 1・3番そして 今度の2番とシューマンの交響曲を聴いてくると
19世紀末から20世紀前半にかけて 
「シューマンの交響曲は、オーケストレーションが下手」と評されてきたのは
一体なんだったんだろうと思う。
by raccoon560 | 2012-07-25 23:23 | 音楽